シマトリネトリと山陰の”さしすせそ”。

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お隣同士で細長く、字面もそっくりな島根と鳥取。なにかと共通点の多い山陰二県の良品を、様々なテーマで紹介するプロジェクト「シマトリネトリ(島取根鳥)」を始めます。

第1弾は、「山陰さしすせそ展」。
「さしすせそ」とは、料理の基本となる5つの調味料の呼称としておなじみですね。今回は島根・鳥取それぞれの地で作られる「さしすせそ」をセレクトしています。

スーパーマーケットで普通に買い物をするようになった僕たちのような世代の中には、そもそも地元で作られている調味料なんて知らない、知ってるけど使ったことがない、という方は多いと思います。(僕もそうでした。)

一方で、昔の人はみな、「煮物の醤油は○○醤油!」「味噌汁には○○味噌でしょ。」というように、「地元のスタンダード」を持っていました。そして作り手も地元で必要な分を丁寧に作り続けてきました。この食の生態系とも言える作り手と使い手の関係は、とても魅力的です。

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これからの世代も何かしらのきっかけがあれば、この関係を繋いでいくことができるかもしれません。その役割を探っていくのが、シマトリネトリのやりたいことです。

ちなみに今回のさしすせそセレクトにあたり、鳥取側は倉吉のCOCOROSTORE・田中信宏さんにお願いしました。山陰近辺の工芸品を扱う素敵なお店で、いつか一緒に何かやりたいと思っていました。まだセレクトを見ていないのですが、田中セレクト、そうとう楽しみです!

また、今回は「さしすせそ」に加えて、料理を引き立てる山陰の器もご紹介。島根は松江の「袖師窯」さん、鳥取は倉吉の「国造焼」さんの品が並びます。こちらもお見逃しなく。

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なお、7月5日(日)には、「さ=酒」にちなんで、名著・山陰旅行でおなじみの江澤香織さんの新刊「酔い子の旅のしおり」の出版記念スライドトーク&日本酒試飲会を開催します。

当日は「さ」でセレクトしている酒蔵のお酒をご用意しますので、飲みたい方は車で来たらダメですよ。

それでは、みなさまのご来場お待ちしております。

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シマトリネトリ – 山陰さしすせそ –
2015年6月30日(火)〜 7月20日(月) 10:00 – 24:00
会場:今井書店錦町店多目的スペース
住所:米子市錦町3-90
電話:0859-37-6700

「酔い子の旅のしおり」スライドトークショー&日本酒試飲会
2015年7月5日(日)15:00〜
・スライドトークショー/無料(先着50名)
・日本酒試飲会/500円(参加自由)
※事前に整理券を配布いたします。詳しくは青杏+錦町店(0859-37-6700)まで。

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売豆紀拓